自己破産のデメリットの影響について

自己破産のデメリットの影響について

自己破産にはいくつかのデメリットがありますが、それらが必ずしも大きな影響を及ぼすものとは限りません。
まず、自己破産のデメリットのひとつにあげられるものが、借金をすることができなくなってしまうというものです。
借金とすることができないというのは、クレジットカードを持つことができなくなってしまったり、車や家などの大きな買い物をする時にローンを組むことができなくなってしまったりすることがあげられます。
このような借金ができなくなるというのは、とても不便なもののように感じられますがそもそも借金の返済に苦しんでいる状況の場合、クレジットカードやローンなどを利用する余裕もない状態ですから生活が変わるということがありません。
しかし、自己破産をすればクレジットカードやローンが使えずとも借金はチャラになるので、生活は大分楽になるのです。

 

その一方で、デメリットとして大きな影響のあるものが一時的に職業や資格に制限が発生してしまうということです。
破産の申し立てをして、免責許可が出るまで弁護士や公認会計士、司法書士などといった資格の要る職業が制限されてしまったり生命保険の外交員や警備員といった職業も制限されてしまうことになります。
これは一時的なものとはいえ、職を失ってしまう可能性の高いものですからせっかく借金がなくなっても、無職の状態から再スタートをしなければならないということもあり、デメリットとしては大きな部類に入ります。

 

借金を解決するために役に立つ債務整理の方法には、いくつかの手続きがあります。
借金の支払いを帳消しにしてもらうことができる制度として、自己破産のことを認識している人も多いでしょう。
借金の支払いを免除してもらえる自己破産を行うことによって、全てメリットばかりということはなくて、デメリットがあることも把握しておくことが大切です。
自己破産の制度は債務者にとって必要最小限の生活費や財産を除いて、全てにおいて換価することで借り入れを行っていた債権者に対して配当する制度となりますので、破産手続きの開始決定が下りた段階において換価できる財産を有しているときには、破産管財人の選任が行われて管財事件となります。
これによって、持っている財産の多くの部分が失われるデメリットがあります。
1度自己破産の手続きを行って免責許可を受けた人に関しては、その後の7年間は再び自己破産をすることはできないことになっています。
自己破産を行うことによって、破産手続きの開始決定が下りてから免責許可を受けるまでの数か月間においては、公法上、私法上の制限を受けることになります。
弁護士や税理士、警備員などの職業に就いている人に関しては、資格を制限されるデメリットが発生するために、仕事を継続することができなくなります。
自己破産をすることで、10年間ほどはブラックリストとして登録されることになりますので、金融業者から借り入れをすることができなくなります。

 

消費者金融やヤミ金から借金をして返済することができなくなってしまった時、まず頭に浮かぶのが自己破産という文字ではないでしょうか。
しかし自己破産というとマイホームを手放したり、車や預貯金を差し押さえられるというデメリットから悪いイメージを持っている人も多いものです。
したがって自己破産を検討している人の中には負い目を感じて前に進めなかったり、自己破産後の生活を心配して足踏みをしている人も珍しくはないでしょう。
自己破産は新しい人生を再スタートさせるための制度です。
借金の取りたてから開放され、返済する必要がなくなるということが最大のメリットともいえます。
しかしデメリットもありますので自己破産の手続きを行う前に頭に入れておくと良いでしょう。
自己破産をすると財産を全て差し押さえられてしまうのではと思っている人もいますが、これは間違いです。
生活していく上で必要な日用品や衣服、寝具などは残してくれますし、99万円以下の財産は差し押さえの対象にはなりませんので当面のあいだは生活していくだけの財産を保護することができますし、給料の4分の1は差し押さえられてしまいますが、全て差し押さえられるわけではないので安心です。
またブラックリストや官報にも情報が登録されるということもデメリットです。
これらに登録されることによって一定の期間は住宅ローンや車のローンを組むことができなくなりますが、5年~7年で情報は削除されるので、これまでと同じように借り入れをすることは可能になります。

 

借金の悩みを解消するための手段として自己破産という方法はよく知られています。たしかに自己破産をすることによって借金を返済する義務は免責されることになります。つまり、自己破産をすればすでにある借金はすべて帳消しになり、それまで悩まされていた支払いの督促や取立てなどから逃れることができるようになります。
しかし、自己破産をすることによって借金が帳消しにできると安易な考えで借金をするのは禁物です。なぜならば、自己破産では借金を帳消しにできる代わりにそれなりの代償を支払わなくてはならないからです。
自己破産をすることによるデメリットとして最も影響が大きいのが、生活に必要と認められる最小限の財産以外はすべて失ってしまうということです。つまり、生活をしていく上で必要な最小限のお金以外はすべて手放さなくてはならないというデメリットがあるのです。そのため、自宅を所有している人はその住宅を手放さなくてはなりませんし、車や株券などを所有している人はそれらを手放さなくてはならないのです。自己破産では自分が所有している財産を処分し、可能な限り借金を返済することを条件としているためです。
また、破産をするということは個人信用情報機関へその情報が記録されることになり、新たに借金をしようと思っても審査に通らない原因となります。たとえ一時的にお金が必要になった場合であっても、それまでのように借金に頼るということができなくなってしまうのです。そのため、安易な気持ちで借金を作り、いざとなったら破産をすればいいと考えていては、後になって破産によるデメリットに悩まされることになります。

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